2006年1月20日 23:35入店

今日も寒い。昨日に比べれば耐えられないほどの寒さではないが、それでも寒い。ん〜、早く風呂に入りたい。

今日は西武池袋線の富士見台に自転車が置いてある。駅のまわりに4件の銭湯があるので、帰りに寄るつもりで朝、出勤するときにちょっと遠回りしたのだ。しかし予想以上に遅くまで残業になってしまった。4件のうち3件は24時まで営業しているので何とか間に合いそうだ。あまりゆっくり湯につかれないのが残念だが...。

今日は「ニュー銭湯和倉」に行くことにする。駅から銭湯までひたすら下り坂。自転車だとこぐ必要がなくて楽だが寒さが身にしみる。5分ほどで店に着いたときには耳や腕が完全に冷えきってしまった。

ニュー銭湯和倉中に入ると、ロビーは狭く感じるが脱衣所はそれほどでもない。時間が遅いせいか、今日も脱衣所は私一人だった。浴室は広くはないが、打たせ湯、ジェットバス、ジャグジー風呂、電気風呂などなどお風呂の種類は多彩だ。既に閉店まであまり時間がないのだが、とりあえず片っ端から試してみる(電気風呂は苦手なのでパス)。

ひととおり廻った後で、さっきから気になっている「露天風呂 和倉温泉」の貼り紙がある扉を開けてみた。

露天風呂というが、「中庭の見える風呂」といった方が正しいだろう。小さな緑の庭に、なぜかでっかい信楽タヌキがどでーんと据えられている。内風呂には壁画はなかったが、こちらには能登の軍艦島の絵が描かれていた。店名の「和倉」というのは、能登の和倉温泉をイメージしていたのか、と今さらながら納得する。ここのお湯は白濁していて確かに温泉気分。能登の「塩湯」と那須高雄温泉の「湯の華」を使っているとかで、言ってみればブレンド温泉だ。考えてみれば不自然だが、考えない分には気持ちいいからOKとしよう。こんな「温泉」に入れるのも都会の銭湯ならでは、と言えるかもしれない。

もう少しゆっくり入っていたいところだが、閉店の時間が近づいてきたので脱衣所に戻る。服を着ながらふと見ると、ロッカーの陰に体重計が置かれている。がっしりした鉄の踏み台に足を乗せると、ガシャン、と音を立てて針が回る懐かしいスタイルだ。「貫」の単位の目盛りシールまで貼ってあって、結構な時代ものだったりするのかもしれない。そうか、私は20貫目なのか。初めて知った。


1件目、2件目と比較的新しいスタイルの銭湯が続きました。次回は、昔ながらのスタイルの銭湯を選んでみることとしましょうかね。それでは。